Facebookへの注目度が高まる中、自分もアカウントを作ってみた、という人も多いだろう。ところが、Facebookでできる事があまりにも多岐にわたるため、プロフィールを少し入力したところで「さて、次に何をすればいいの?」と、立ち止まってしまう人もまた多い。そこで、Facebookで何ができるのかが、わかりやすくまとめられた本書が役に立つ。
Facebookに関する書籍は、現在相当数が書店の棚に並んでいる。その中で本書は、正直に言えば、見た目が地味な部類に入る。しかし「Facebookで何ができるか」がとにかく見やすい。「情報収集」から始まって、「記録」「時間管理」「PR」「リフレッシュ」といった大枠の中に、「仕事の進捗状況を記録する」「経歴書を準備する」など、できることがトピックとして短く凝縮されている。
面白いのは、たとえば「ノート」という機能がFacebookにあるが、単純にノートの機能について説明するのではなく「上から目線にならないやさしい本の薦め方」と題して、ノートをこんな風に使ってみてはどうか、という著者の提案が書かれている点だ。普段から、Facebookを使いこなしている著者ならではの視点が散りばめられており、「こんなこともできるんだ!」という驚きと実践につながる。
目次には、トピック名がすべてフラットに並べられているので、ザッと見て、興味を持った所から見ていくという使い方もできる。また、随所にFacebookを活用している人々へのインタビューがあり、こちらも興味深い。
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