カシオ計算機は5月9日、コンパクトデジタルカメラ事業から撤退することを正式に発表した。4月に日本経済新聞が撤退する方針を固めたと報じていたが、2018年3月期の決算発表で明らかにした。
「デジタルカメラは独自ジャンルの新製品を投入するも、市場の大幅な縮小により低迷」したと説明。コンパクトデジタルカメラ市場からの撤退に向けた費用計上により赤字幅が拡大したとしている。
第4四半期(1月~3月)におけるデジタルカメラ事業の売上は、20億円(対前年マイナス57%)、赤字27億円。通期では、売上123億円(対前年マイナス34%)、赤字49億円。「コンパクトデジタルカメラ市場からの撤退により赤字体質から脱却する」としている。
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