4月24日、カシオ計算機が、コンパクトデジタルカメラ事業から撤退する方針を固めたと日本経済新聞が報じた。
同日発表された2018年3月期通期の連結業績予想では、売上高が3140億円(前回予想は3500億円)、営業利益が295億円(同340億円)、経常利益285億円(同:320億円)、当期純利益が195億円(同225億円)と下方修正している。修正の主要因の1つとしてコンパクト市場の激減によるデジタルカメラ事業の戦略転換を挙げている。
カシオのコンパクトデジタルカメラは、1995年に発売した、液晶モニタ搭載の「QV-10」がヒットを記録。昨今では「自撮り」機能を打ち出した「TR」シリーズが海外を中心に人気を集めていた。
なお、同社は2018年3月1~4日に開催したカメラと写真映像の総合展示会「CP+2018」には出展していなかった。
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