ボルボ、ハザードランプの点灯情報を近くの車に送信--見えない危険も察知可能に

 乗用車メーカーVolvo Carsは、自動車のハザードランプ点灯情報を近傍の同社製自動車や、Volvo Trucks製トラックへ送信する車車間通信サービスを始めると発表した。ハザードランプを点灯させた自動車の存在を周辺の車へ伝えることで、事故を未然に防ぎ、安全性の向上につなげる考え。


ハザードランプ点灯情報を近傍の車に伝える(出典:Volvo)

 ハザードランプの点灯情報は、Volvo Carsの「Hazard Light Alert」システム搭載車から発信され、クラウド環境を介してほかのVolvo CarsとVolvo Trucksの自動車へ伝えられる。その結果、目視する前にハザードランプを点灯させた車の存在を知ることができる。カーブの先や登り坂を越えたところにある障害物や渋滞、故障車を早い段階で予想しておくと、危険に備えて速度を落とすなどの対応が可能となる。


危険に備えた対応が可能になる(出典:Volvo)

 このハザードランプ情報共有サービスは、スウェーデンおよびノルウェーで販売されたトラックと、Hazard Light Alertシステム搭載車のあいだで2018年より始める。そして、段階的に情報共有をほかのコネクテッドカーへ広げていくという。

 なお、Volvo Carsがほかの自動車メーカーと安全にかかわるデータを共有するのは、かつてのグループ企業だったとはいえ、今回のVolvo Trucksとの事例が初めてだそうだ。

サービスの紹介ビデオ(出典:Volvo)

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