自動運転車のニュースは、多くの場合カリフォルニア州かアリゾナ州から届く。規制が好都合なことから、複数のサプライヤーや自動車メーカーが開発拠点にしているのだ。しかしDrive.aiによって、そのような土地のリストにテキサス州が加わることになりそうだ。
Drive.aiは米国時間5月7日、テキサス州フリスコの公道でオンデマンドの自動運転車配車サービスを開始する計画を発表した。7月から、フリスコ交通マネジメント協会と連携して、フリスコの「North Platinum Corridor」と呼ばれる商業地域の周辺で自動運転車による配車サービスを提供する。
このサービスは、同地域の「企業従業員、住民、および利用客」向けの提供となる。Drive.aiの新しいアプリを使い、同社の自動運転車を呼んで無料で乗車できる。働いている人がちょっとそこまでランチに出るのに利用されたり、またいずれはフリスコ駅と接続することで、公共交通が行き届いていない地域に人々を運ぶラストマイルの交通ソリューションとなることをDrive.aiは想定している。
これに使われる車両は、日産の「NV200」にDrive.aiの自動運転用ハードウェアを搭載したもの。フロントフェンダーの大きな箱は、乗客ではなく、近くを通る歩行者のためのものだ。道を譲る際に光って「渡るのを待っています」というメッセージを表示し、安全に横断できることを歩行者に知らせる。
他の試験プログラムと同様に、Drive.aiのフリスコでのサービスにも安全のため人間のドライバーが前席に同乗し、必要な場合には車両をコントロールする。ゆくゆくは遠隔のオペレーターによって安全用ドライバーの必要をなくし、代わりに車両コントロールを担当しない「付き添い」が助手席に座って運転を監視する計画だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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