立体視可能な仮想現実(VR)ゴーグル用の3D映像も、周囲360度の全方位を眺められる全球映像も、撮影された現場に立っているような臨場感がそれぞれ味わえる。今回は、その両方の映像を1台で撮影できるカメラ「QooCam」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
QooCamは、一方の側面に2つ、反対の側面に1つ、合計3つのレンズを備えるカメラ。2つ並んだレンズを使うと視野角180度のVR用3D映像が、裏表のレンズ2つを使うと周囲360度をカバーする全球映像が撮影できる。もちろん、VR用3D写真と全球写真の撮影も可能。
最高で120 FPSのビデオ撮影に対応しており、スローモーション映像が残せる。手ぶれ防止アルゴリズムも搭載し、スタビライザーなしで安定した映像を撮影できるという。タイムラプス映像の撮影、映像のライブストリーミングにも使える。
VR用3D写真を撮影した場合は、2つの画像から生成する深度マップ情報を利用して、ピントの合っている位置を後から自由に変えられる。
撮影できる映像および写真の解像度などは以下のとおり。
撮影する映像と写真は、QooCamに挿入した最大256ギガバイトのmicroSDカードに保存。バッテリ容量は2600mAhあり、最大3時間の連続撮影が可能。サイズは0.98×1.22×7.83インチ(約2.5×3.1×19.9cm)、重さは170g。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間6月1日まで。記事執筆時点(日本時間5月7日15時)でキャンペーン期間は25日残っているが、すでに目標金額3万ドル(約327万5100円)の10倍近い約29万ドル(約3166万円)の資金を集めている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス