「Snapchat」の開発元であるSnapは米国時間4月26日、第2世代のサングラス型ウェアラブルデバイス「Spectacles」を発表した。
Spectaclesはカメラを搭載しており、動画のほか今回初めて写真が撮影できるようになった。撮影した動画や写真はSnapchatで共有することができる。
Spectaclesは2016年11月に初めて発売された。Snapは、自動販売機を米国全域にランダムに設置し、そこでしかSpectaclesを購入できないという販売方法を展開した。
ユニークな販売手法が功を奏し、Snap初のハードウェア製品は大きな注目を集めた。関心が高まる中、SnapはSpectaclesの製造個数を増加した。約22万個を販売したが、4000万ドル(約43億円)の損失を計上する結果となったという。Snapの広報担当者によると、Snapは計画に誤りがあったことを認識しており、この経験から学ぶつもりだという。
第2世代のSpectaclesでSnapがまず変更したのは販売方法だ。ランダムに自動販売機を設置する代わりに、Spectacles.comを通してのみ直接販売する。現在、米国などで販売されている。
アップグレードされたSpectaclesは149ドルで、メガネからペアリングされたスマートフォンへの転送が速くなったという。転送速度は4倍高速になったとしている。全体的にスリムなデザインになり、充電ケースが小さくなったほか、カメラレンズに付いていた黄色いリングがなくなった。
ユーザーは、10秒間の動画(30秒間に延長可能)のほか、今回初めて写真を撮影できるようになった。すべての写真と動画が、HD画質で撮影および転送される。また、デュアルマイクによって、音質が向上し、動画撮影時の風による雑音が低減されるはずだ。
新しいSpectaclesは防水性を備える。オニキス、ルビー、サファイアという3つの新しいカラーバリエーションで提供される。また今回初めてLensablと連携し、度付きレンズ入りのSpectaclesが注文できるようになった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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