Appleは、スマートウォッチ「Apple Watch」をさまざまな場面で活用させたいらしい。補助バッテリや機能拡張モジュールといったApple Watch向け技術を特許出願しているのも、そうした姿勢の表れだろう。
今回は、Appleが考案した別のApple Watch向け補助バッテリ技術を紹介しよう。同社がこの技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間4月17日に「AUXILIARY ELECTRONIC DEVICE ATTACHABLE TO A WEARABLE ELECTRONIC DEVICE」(特許番号「US 9,946,297 B2」)として登録された。出願日は2015年2月26日、公開日は2016年3月31日(公開特許番号「US 2016/0091922 A1」)。
この特許は、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスに装着する電子デバイスを説明したもの。実施例などから、スマートウォッチの裏ぶた側に取り付け可能なデバイスで、腕に装着した状態のスマートウォッチと一体化する構造であることが分かる。
このデバイスとスマートウォッチは、ワイヤレス給電に対応している。つまり、スマートウォッチを腕に着けてたまま、このデバイスを背面に装着しておくと、デバイスの内蔵バッテリからスマートウォッチへ充電できるのだ。こうした仕組みがあれば、文字通り肌身離さず使いたいスマートウォッチを充電しながら利用し続けられる。
さらに、デバイスにはレンズも設けられている。Apple Watchは背面の光学センサを使って装着者の脈拍などを計測できるのだが、背面にデバイスを取り付けるとセンサが機能しなくなってしまう。この特許では、デバイス側のレンズを通してセンサを使い続けられるようにする、というアイデアに言及している。
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