Googleが米国時間4月17日、デスクトップ向け「Chrome 66」の安定版をリリースした。この新バージョンでは、Googleが3月に予告していた通り、音声付き動画の自動再生がデフォルトで無効になる。そのため、初めて訪れたサイトで不意に動画の音声が流れることが少なくなるだろう。
この新しいポリシーは、当初はChrome 64で適用される予定だったが、2バージョン遅れで適用されたことになる。ただしこれまでも、それぞれのサイトについて、音声を恒久的にミュートする機能は提供されていた。
今回リリースされたChrome 66では、音声が再生されない動画か、ユーザーが以前にクリックした場合、あるいはその動画に関心を示したと認められる場合にのみ、自動再生が許可される。
また、Chrome 66では「Site Isolation」(サイト隔離)機能の小規模なトライアルが行われている。この機能は、ウェブサイト別にページをサンドボックス化されたプロセス内にとどめておくことにより、悪質なサイトが他のサイトからデータを盗み出すのを阻止するものだ。
Chrome 66では62件の脆弱性も修正された。
さらにChrome 66からは、2016年6月1日より前にSymantecの古いPKIによって発行されたデジタル証明書が段階的に「信頼できないもの」とみなされる。10月に安定版のリリースが予定されている「Chrome 70」では、すべての対象証明書が無効化される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」