Amazonは米国時間4月12日、スマートドアホンや屋外セキュリティカメラを手掛ける新興企業Ringの買収を完了した。買収計画については、2月に発表されていた。
買収完了を受け、Ringは第1世代「Video Doorbell」の価格を99.99ドル(約1万円)に引き下げた。同製品はこれまで、Amazonで約150ドル(約1万6000円)、Ring.comでは179ドル(約1万9000円)で販売されていた。720HDのVideo Doorbellは、配線で接続するか、充電可能なバッテリで動作することができる。内蔵カメラのモーションセンサの検知範囲内に誰かが入るか、ドアホンを鳴らすと、アラートが送信される。
Amazonは、Ringやセキュリティ製品メーカーのBlinkを買収したほか、独自のコネクテッド製品ラインアップを取りそろえ、スマートホーム分野に力を入れている。同社は、音声対応AIの「Alexa」を搭載する幅広い種類のスマートスピーカを販売している。また、宅内配達サービス「Amazon Key」も米国で提供している。
Ringは第1世代のVideo Doorbellのほか、配線接続のみに対応する「Video Doorbell Pro」や、充電式のバッテリパックを装備する「Video Doorbell 2」も販売している。さらに、「Video Doorbell Elite」というプロ向けのフラッシュ搭載版も提供している。
Amazonは2017年12月にBlinkを買収しており、99ドルのVideo Doorbellを2018年中に発売すると見られている。RingとBlinkのブランド名は、いずれも維持される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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