Amazon.co.jpは3月30日、スマートスピーカ「Amazon Echo」「Amazon Echo Dot」「Amazon Echo Plus」の一般販売を開始すると発表した。アマゾンのウェブサイトで予約販売を受け付け、4月3日に出荷開始するほか、全国1000店舗以上の家電量販店でも購入可能。これまではアマゾンウェブサイトでの招待制による先行販売に限定されていた。
価格(すべて税込み)は、Echoが1万1980円、Echo Dotが5980円、Echo Plusが1万7980円。なお、Echo Dotは一般販売を記念し、4月2日までの期間限定で1500円引きになるほか、Echo PlusはPhilips Hueのスマート電球1つをセットにする。なお、各Echoシリーズは即時配送サービスのPrime Nowでも購入できる。
各サービスをEcho上で使えるようにするためのスキル数も、販売当初の265から今では600以上に拡大しているという。また、スキル自体もアップデートを続けており、初音ミクのスキルでは「歌って」と声をかけるだけで、即興で曲を歌ってくれるという。また、全国タクシーアプリでは、Echoから配車依頼を出すことができ、配車が完了するとプッシュ通知で知らせることも可能となった。
Echoもアップデートを続けており、1つのウェイクワードで複数のコマンドを実行する「定型アクション」機能なども搭載。例えば「朝の支度を開始して」と話しかけると、照明をつけてニュースを読み始め、Echoと連携した家電を操作(ケトルの電源を入れるなど)できる。家を出る時に「行ってきます」と言えば、照明など各種家電の電源を切り、ルンバなどのロボット掃除機が動き出すといった一連の動作が可能。ウェイクワード以外にもタイマーも設定できる。
なお、これまで販売を招待制に限定していた理由として、日本語の理解力、声の自然さ、日本のユーザーが興味のある情報がどういったものかを学習する必要があったという。今回、その準備が整ったことで一般販売できたとしている。このため、ユーザーの最も自然な語りかけを認識できるようになっている。例えば、音楽再生でも「アレクサ、止めて」や「アレクサ、もういいよ」と話すだけで操作できる。
また、今回のAmazon Echo一般販売にあわせて、「Amazon Musicアプリ」に同社の音声サービス「Amazon Alexa」を実装する。音声だけで楽曲やプレイリスト、ラジオなどを再生できる。楽曲以外の機能も利用可能だ。同アプリは、Amazon Prime Music、Amazon Music Unlimitedの両サービスで利用可能だ。
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