カリフォルニア州サンブルーノ警察のEd Barberini署長は米国時間4月4日、YouTube本社で3日に3人を銃で負傷させて自殺した女の動機が、動画配信サイトを運営する同社のポリシーと慣行に対する不満にあったとみられると述べた。
警察がその動機解明に至る前、Nasim Najafi Aghdam容疑者は複数のYouTubeアカウントとウェブサイト上で、YouTubeとその収益化ポリシーについて不満を発信していたらしいと報じられている。警察によると、Aghdam容疑者は3日、YouTube本社で3人を撃ってから自分自身に銃口を向けて発砲したという。警官らが敷地内になだれ込んだ後、容疑者はYouTubeのオフィス内で死亡しているのが見つかった。
それとは別に近郊のマウンテンビュー警察は4日、事件の前にAghdam容疑者やその家族と会話していたことを明らかにした。それによると同警察は3日早朝、Aghdam容疑者が車の中で寝ているのを見つけて会話し、さらに同容疑者の家族に電話して父親と兄弟と会話したという。同容疑者は3月31日に行方不明で捜索願が出されていた。
およそ1時間後に父親から電話があり、容疑者がGoogle本社の近くにいたのは、容疑者のYouTubeチャンネルの問題が原因かもしれないと話したという。父親は、容疑者が厳格な菜食主義に関するYouTube上の自身のチャンネルで一連の動画を作成していたこと、また、「同社が最近、彼女の動画に何かをしたことで、彼女が怒っていた」と説明した。YouTubeの親会社であるGoogleは、マウンテンビューに本社を構えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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