サンフランシスコのベイエリアで、先週から今週にかけてAppleの従業員向けシャトルバス5台の窓が割られたとThe Guardianが報じた。ペレットガン(空気銃)による襲撃とみられている。
The Guardianによると、最初の襲撃は米国時間1月12日、通勤用バスがカリフォルニア州クパチーノにあるApple本社からサンフランシスコに向かって走行しているときに発生したという。The Guardianが入手したAppleが従業員に宛てた電子メールによれば、それに続く襲撃とみられる事件が16日に発生したという。
Appleの電子メールには、「現時点では何も確認できていないが、これらの事件でペレットガンが使用された可能性が疑われている。幸い、これまでにけが人は1人もいないようだ」と書かれている。
さらに、メールの内容によると、当面の間、それらの通勤用バスは(事件が起きた)州間高速道路280号線を通るルートを避ける予定だという。州間高速道路280号線は、GoogleやFacebookなど、ほかの巨大シリコンバレー企業が提供する通勤用バスも走行している。
通勤用バスの窓が割られた今回の事件は、長くくすぶる紛争がエスカレートした最新の事例のようだ。この紛争では、大手テクノロジ企業が運行するバスが、ベイエリアにおける富の格差と高級化の象徴的存在になっている。シリコンバレーの多くの大手テクノロジ企業の通勤用バスを標的にしてきた抗議者らは、テクノロジ企業の高給取りの従業員がシリコンバレーからサンフランシスコやオークランドに引っ越してきたせいで、同地域の家賃や住宅価格が上昇したと主張している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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