米国時間3月18日、アリゾナ州テンペでUberの自動運転車が、自動走行モードで走っていた車としては初めての歩行者死亡事故を起こした。
Uberはこの事故を受けて、テンペ、フェニックス、ピッツバーグ、サンフランシスコ、トロントなど、自動運転車の走行試験を行っていたすべての都市で直ちに運行を停止した。また、同社の無人車両プログラムが次に取るべき措置に関しても、各都市の議員や当局との協議に入った。
Uberによると、同社は23日、カリフォルニア州車両管理局(DMV)に対し、現在得ている自動運転車の試験許可を更新しないとの決定を伝えたという。これにより同社は、同州での自動運転車プログラムを無期限に停止することになる。
「われわれはテンペの出来事を受け、予防的措置として、カリフォルニア州などで自動運転車の運行を停止した」と、Uberの広報担当者は電子メールで説明した。「このような状況において、当面の間、当社の自動運転車が公道を走行することはないとの認識から、カリフォルニア州DMVの許可を再申請しないことに決めた」
DMVも27日、Uberが今回、許可を更新しないと決めたことを認めた。DMVのBrian Soublet副局長は同社に書簡を送り、Uberの自動運転車の試験走行許可は3月31日で期限が切れるため、同州での試験走行を再開したい場合には、新たに許可を申請しなければならないと説明したという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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