世界知的所有権機関(WIPO)は、2017年に国際出願された特許の件数などを発表した。それによると、中国の出願件数が4万8882件(前年比13.4%増)となり、日本を抜いて初めて2位になった。トップは引き続き米国(5万6624件)だが、同0.1%増と伸び悩んでおり、中国からの出願がこのペースで増えると3年以内に米国を上回り1位になるという。
企業別の出願数でも、中国企業が目立ち、1位はHuawei Technologies(ファーウェイ)の4024件、2位はZTEの2965件だった。上位10社の出願件数は以下のとおり。
1位:ファーウェイ(中国)、4024件
2位:ZTE(中国)、2965件
3位:Intel(米国)、2637件
4位:三菱電機(日本)、2521件
5位:Qualcomm(米国)、2163件
6位:LGエレクトロニクス(韓国)、1945件
7位:BOE Technology Group(中国)、1818件
8位:サムスン電子(韓国)、1757件
9位:ソニー(日本)、1735件
10位:LM Ericsson(スウェーデン)、1564件
国別の出願数において、日本は4万8208件(前年比6.6%増)で2位から3位へ転落。2017年の総出願数は、24万3500件で同4.5%増。上位10カ国の出願件数などは以下のとおり。なお、上位15カ国のなかで、前年に比べ2桁の成長を記録したのは中国だけだった。
1位:米国、5万6624件(+0.1%)
2位:中国、4万8882件(+13.4%)
3位:日本、4万8208件(+6.6%)
4位:ドイツ、1万8982件(+3.7%)
5位:韓国、1万5763件(+1.3%)
6位:フランス、8012件(-2.4%)
7位:英国、5567件(+1.2%)
8位:スイス、4491件(+2.8%)
9位:オランダ、4431件(-5.2%)
10位:スウェーデン、3981件(+7.0%)
技術分野別の出願数や、各分野の出願が多い国などのデータは以下のとおり。
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