Lyftが利用頻度の高いユーザー向けに月額サブスクリプションプランをテストしている。これは、LyftがNetflixのようなサブスクリプションビジネスモデルへの移行に真剣に取り組んでいることを示す兆候だ。
Lyftは「All-Access Plans」への招待状をユーザーに送付した。All-Access Plansは前金の支払いと引き換えに、毎月、一定回数の無料配車を提供する。Lyftは複数の料金プランをテストしている。ある招待状には、毎月、400ドル(約4万2300円)の前金支払いと引き換えに15ドル(約1600円)までの無料配車60回を提供すると書かれている。別の招待状は、毎月250ドル(約2万6500円)で30回の無料配車を提供する。ニューヨーク市の招待状に記載されていた料金は250ドルだった。
Lyftのユーザーに招待状が届き始めたのは最近のことのようだが、Lyftの広報担当者によると、Lyftは数カ月前からこれらのプランをテストしているという。
広報担当者は声明の中で、「われわれは最も安く、最も柔軟な交通手段を乗客に提供する新しい方法を常にテストしている」と述べた。
サブスクリプションプランは、Lyftの将来の計画の重要な要素であるようだ。
最高経営責任者(CEO)のLogan Green氏は米国時間3月15日の電話会議で、「理想的なシナリオは、サブスクリプションモデルに移行することだ」と述べた。
このテストは、配車業界で市場シェアを伸ばす競争が激化していることを浮き彫りにするものだ。現在、この業界はLyftとシェア1位のUberによって支配されている。Lyftは2017年第4四半期の売上高が168%増加したと報告している。Uberの成長率は61%だった。
Lyftのサブスクリプションプランは、Lyftがサービスを提供する米国内の場所で、あらゆる通常の配車に利用できる。15ドルの上限を超えて乗車したユーザーは、差額を支払う必要がある。
Lyftはこのプランをより広範に提供する時期やその可能性について、情報を明かさなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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