Lyftが米国時間3月12日に発表した業績によると、2017年第4四半期の売上成長率がUberの2.75倍に上った。Lyftが明らかにした第4四半期の売上高は前年同期比168%増となったのに対し、Uberの第4四半期の売上成長率は同61%だった。
ただし、Lyftが大きく成長しているとはいえ、2017年の売上高ではUberが依然ライバルのLyftを大きく上回っている。Uberによると、2017年第4四半期の売上高は22億ドルで、第3四半期から11.8%の増加となった。一方のLyftは、2017年通期の売上高が10億ドルだった。
Lyftは、最近の好調の理由として、サービスを提供する都市とドライバーの数を増やしたことと、マーケティング費用を削減したことを挙げている。
対するUberにとって、2017年は厳しい1年だった。数々のスキャンダルに見舞われ、幹部が次々と入れ替わった。この状況がLyftにとって追い風となった。Lyftは、より善良で親しみやすい配車サービスという企業イメージを打ち出し、Uberから利用客を奪い取ることに成功したのだ。2017年には、配車回数を前年から130%増やし、同社初の米国外の都市となるカナダのトロントでもサービスを開始した。
Lyftは2018年第1四半期について、20四半期連続で(前年同期比)100%の売上増を達成できるとの見通しを示している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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