Googleは米国時間3月15日、スマートウォッチなどの幅広い種類のウェアラブル機器に搭載されているソフトウェア「Android Wear」を改称すると発表した。新名称は「Wear OS by Google」となる。
Wear OSの製品管理ディレクターを務めるDennis Troper氏によると、今回の変更の主な理由は、新しいAndroid Wear搭載スマートウォッチを所有するユーザーの3分の1が「iPhone」も使用しているためだという。
Troper氏は声明で、「当社の技術、ビジョン、そして何よりも重要な点として、当社のウォッチを着けているユーザーをより良く反映した新しい名称を発表する」と述べた。
筆者の同僚である米CNETのScott Stein記者は、Googleの技術を搭載するスマートウォッチが実現できることについて、Googleが再考する機会になるとしている。それは、名称を変更するだけにとどまらないことは確かだろう。
Googleは約1年前に「Android Wear 2.0」をリリースし、「Android Wearはわれわれにとって単なる趣味ではない」と述べるとともに、「Apple Watch」に技術的に対抗するものとして、このOSに将来的に大きな変更を加えるつもりであることを示唆した。そして、LGやHuawei(ファーウェイ)、カシオ、Fossil、Tag Heuerなどの多数の大企業と提携した。しかし、Appleのスマートウォッチが優勢となっており、2017年第4四半期には、800万台という過去最高の販売台数を記録したとされている。
Googleによると、ユーザーは今後数週間のうちに、所有する製品で新しい名称を目にするようになるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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