キヤノン、“Kiss”ブランドを冠したミラーレスカメラ「EOS Kiss M」など発表

 キヤノンは2月26日、エントリークラスの一眼レフカメラブランド「EOS Kiss」を製品名に初めて冠したミラーレスカメラ「EOS Kiss M」をはじめ、デジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X90」、外部ストロボ「スピードライト 470EX-AI」を発表した。

DIGIC 8搭載「EOS Kiss M」

 EOS Kiss Mは、新映像エンジンDIGIC 8とAPS-Cサイズの撮像素子(約2410万画素のCMOSセンサ)により、カメラ初心者でも本格的な撮影を簡単で手軽に楽しみたいというニーズに応えたミラーレスカメラ。発売は3月下旬。

 同社によると、これまでEOS Kissブランドは、フィルムとデジタルの一眼レフカメラ市場を四半世紀に渡ってけん引。さまざまな家族の思い出や感動の場面に寄り添ってきたという。新製品では、EOS Kissの領域を、新たにミラーレスカメラに拡大。さらなる幅広いニーズに応えるとしている。

EOS Kiss MEOS Kiss M
 

 機能面では、新映像エンジンDIGIC 8の高速画像処理により、「デュアルピクセルCMOS AF」が進化。最大99点の測距点で高速・高精度なAFを実現するとともに、対応する交換レンズ装着時には測距エリアが拡大。最大143点の測距点で素早い合焦が可能となった。

 また、AF・AE(自動露出制御)連動で最高約7.4コマ/秒、AF固定で最高約10.0コマ/秒の高速連写に対応する。明るさやコントラストを自然な印象に自動補正する「オートライティングオプティマイザ」の性能が向上したほか、高精細な4K撮影が可能。

 さまざまなアングルでライブビュー撮影ができるタッチ操作対応のバリアングル液晶モニターや快適なファインダー撮影ができる高精細な内蔵EVFを備える。

 多彩な画作りをサポートする「クリエイティブアシスト」がオートモードから簡単に起動できることに加え、初心者向けのユーザーインターフェース「ビジュアルガイド」により、手軽により自分好みの表現を追求可能。

 カラーは、ホワイトとブラックの2色をラインアップする。オンラインショップ価格は、「EOS Kiss M・ボディー」が7万3500円(税別)。交換レンズ「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」を同梱した「EOS Kiss M・EF-M15-45 IS STM レンズキット」は8万8500円(税別)。交換レンズ「EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM」を同梱した「EOS Kiss M・EF-M18-150 IS STM レンズキット」は12万2500円(税別)。交換レンズ「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」と「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」を同梱した「EOS Kiss M・ダブルズームキット」は11万1500円(税別)、交換レンズ「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」「EF-M22mm F2 STM」を同梱した「EOS Kiss M・ダブルレンズキット」は10万4500円(税別)だ。

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