Airbnbは、2028年までに利用者数を10億人以上にしたいと考えている。世界人口の7分の1、そして米国と欧州を合わせた人口に相当する。
Airbnbは米国時間2月22日にサンフランシスコのメソニックシアターで開催したイベントで、そうした目標に向け、大幅な刷新を実施すると発表した。ウェブサイトをよりユーザーフレンドリーにするとともに、宿泊施設のタイプを新たに4種類に追加し、富裕層旅行者向けの高級プランを追加し、さらなる選択肢を提供する。
Airbnbの共同創設者で最高経営責任者(CEO)を務めるBrian Chesky氏は、「この10年間で、多くの変化があった」とし、「Airbnbはまだすべての人々に利用されているわけではない(中略)今日は、Airbnbをすべての人々のためのサービスにするという当社の計画を紹介する」と述べた。
最新の刷新計画は、複数の要素で構成される。まず、「バケーションホーム」「ユニークな施設」「B&B」「デザイナーズホテル」という新しい部屋タイプを設ける。「ユニークな施設」には、ツリーハウスやAirstreamのトレーラーなどがあるという。Airbnbによると、このように分類することによって、ユーザーは自分の好みに最も適した施設をより簡単に選択できるようになるという。
また、「Airbnb Plus」と「Beyond by Airbnb」という2つの新しい高級グレードを追加する。Airbnbは声明で、Airbnb Plusは「素晴らしいホストのいる美しい家を求める」ゲスト向けだと述べた。「Beyond by Airbnb」はさらにハイレベルの高級プランで、「世界最高レベルの家、カスタマイズされた体験、世界レベルのホスピタリティ」を提供するという。
さらに、ウェブサイトを刷新し、旅行者がよりパーソナライズされたコレクションから選択できるようにするという。ユーザーは現在、リストをスクロールして自分に適切な項目を選択する必要があるが、より多くのコレクションを提示することによって、ユーザーがウェディング、団体旅行、夕食パーティーといったカテゴリから選択できるようにするという。
Chesky氏は「ようやくすべての人々が求める宿泊施設をそろえることができると思う」と述べた。「今後10年間がどのようになるか、非常に期待している」(Chesky氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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