アップルによるShazam買収、EUが調査--競争への影響を懸念

Anne Dujmovic (CNET News) 翻訳校正: 編集部2018年02月07日 07時13分

 Appleは2017年12月、人気の高い音楽認識アプリShazamを買収することを認め、「胸躍るような計画を用意している」と述べたが、その計画をしばらく保留しなければならないかもしれない。欧州連合(EU)の欧州委員会は現地時間2月6日、この買収提案について調査することを明らかにした。

 「欧州委員会は、この取引が競争に悪影響を与える恐れがあると考えている」と欧州委はプレスリリースで述べた。オーストリア、フランス、アイスランド、イタリア、ノルウェー、スペイン、スウェーデンの加盟7カ国が欧州委に対し、この買収の調査を要請した。


提供:Oscar Gutierrez/CNET

 Appleにコメントを求めたが直ちに回答は得られなかった。

 同社は12月、「『Apple Music』とShazamは自然な組み合わせだ」と述べていた。金銭的条件は公表されなかったが、買収金額は約4億ドル(約440億円)とする報道があった。

 英国を拠点とするShazamの買収は、Appleの音楽配信サービスであるApple Musicの強化につながる可能性がある。The Wall Street Journalの今週の記事によると、米国の有料会員数では、Apple Musicが競合のSpotifyをまもなく上回る可能性があるという。それでもSpotifyは世界最大規模の音楽配信サービスであり、Apple Musicのほぼ2倍の規模を誇る。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]