「HP Z4 Workstation」でCore Xが選択可能に--商用版MRヘッドセットも発表

Lori Grunin  (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 吉武稔夫 (ガリレオ)2018年02月06日 10時50分

 人気の高いHP製ワークステーション「HP Z4 Workstation」は、Intel製のワークステーション向けプロセッサ「Xeon」を採用してきた。そのZ4をより多くの仮想現実(VR)コンテンツ開発者に使ってもらうため、HPは米国時間2月5日、Intelで最も強力な一般消費者向けプロセッサ「Core X」シリーズをZ4に搭載できる選択肢を追加することを明らかにした。同時に、商用版の「Windows Mixed Reality」ヘッドセットも発表した。

 Z4に搭載できるCore Xプロセッサのうち、最も高機能な製品は18コアの「Core i9-7980XE」だ。このプロセッサは、同等の性能を持つ「Xeon W-2195」より価格がやや安い。Xeonのように高度なセキュリティ機能を備えておらず、ECCメモリや256Gバイトのメモリもサポートしていないためだ。これほど高度な機能やサポートは、誰もが必要としているわけではない。

 また、クロック速度は必要だがコアの数は少なくて構わないという人は、8コアの「Core i7-7820X」を選択すれば、かなり価格を抑えられるだろう。現時点でわかっている価格は最安モデルの1499ドル(約16万3000円)だけだが、この価格は以前とほぼ同じだ。新しいオプションは3月から選べるようになる。

「HP Z4 Workstation」と「HP Windows Mixed Reality Headset - Professional Edition」
「HP Z4 Workstation」と「HP Windows Mixed Reality Headset - Professional Edition」
提供:HP

 HPでは、今後もVRヘッドセットの「HTC Vive Business Edition」を販売するが、複合現実(MR)ヘッドセットの方はマイナーチェンジを加え、「HP Windows Mixed Reality Headset - Professional Edition」として499ドル(約5万4400円)で発売する。現行の「HP Windows Mixed Reality Headset」は、HPの米国向け直販サイトで399.99ドル(約4万3600円)に値下げされており、米国のAmazonでは265ドル(約2万8900円)という手ごろな価格で売られている。

 Professional Editionで変わった点は、フェイスパッドの交換と洗浄が可能になったことだ。また、商用版のVR向けバックパック型ワークステーション「HP Z VR Backpack」に接続するための短いケーブルが付属している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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