ワンダーリーグは2月8日、エレコムが販売するAR単眼ゴーグルとARアプリ専用コントローラ、iOS11対応のARKit技術を活用した開発環境「ヴルームSDK」の配信サイトを開設し、無料ダウンロードを開始したと発表した。
ヴルームSDKは、「投げる、切る、打つ」といった動的な機能実装や、パネル表示などのUIをアプリに機能追加するためのUnity用開発ツール。iOSとAndroidの両OSに対応している。
同社によると、オープンに使えるiOS向けモーションコントローラSDKは他に存在せず、iPhone向けゲームなどが簡単に開発できるという。
iPhoneで動くモーションコントローラはまだめずらしく、自由にアプリケーションを作成できることからハッカソンでの需要が高い。問い合わせの多くが、無償アプリを開発してみたい個人のエンジニアや学生らだという。従来、個別に交わしていた契約書を、もっと手軽に取り組めるよう、専用サイトから利用規約に了承するとすぐダウンロードできるようにした。
なお、ヴルームSDKは無料で公開されるが、SDKを使った企業のビジネス利用に関しては別途条件がある。
また、iOS11搭載ARKitをベースに、AR単眼ゴーグルと専用コントローラを組み合わせ、スマホARによるルームスケール機能をフル活用したゲームとして、「AR ブレードガンナー」「AR スタースマッシュ」の2本を提供(配信:エレコム、開発:ワンダーリーグ)提供する。
同社では、VRでルームスケールを利用した体験キャンペーンや業務研修・教育シーン、ショッピングモールなどの販促イベントといった場所・シーンでの活用を想定している。
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