ワンダーリーグは1月26日、首都圏の分譲マンション市場に向けたVRソリューションサービス「マンションVRカタログ」を開始すると発表した。
「不動産+VR」といえば、すでにある物件の内装を360度写真で撮影したものを閲覧する場合が多い。ただし、分譲マンションの場合は未完成の段階で販売されるため、CADデータから物件を3Dで製作する必要があることから導入が難しく、マンション模型を作成して展示するのが一般的だった。
同社では、ゲームアプリ開発技術を応用し、スマートフォンとVRゴーグルだけで内部の様子を体験できるVRアプリを開発。ゼンリン3D都市モデルデータを活用し、周辺環境も再現。建物の高さや街のイメージも再現でき、街を歩く感覚で土地区画全体を体験できる。
混雑するモデルルームにおいても、商談テーブル上で内部を体験できるほか、PCで来場者が見ているポイントを同時に確認できることから、コミュニケーションが途切れることなく物件紹介が可能になる。また、スマートフォンで再現できるため、遠隔地や海外の見込みユーザーへのPRにも活用できる。
ドローンで撮影した画像を用いたVR表現も可能なため、150メートル上空から見る360度写真や、指定階からの眺めも再現できるようだ。同社では、第一号案件として「エステムプラザ 赤羽アンダルシア」(東京日商エステム)を制作している。
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