任天堂が先日発表した「Nintendo Labo」は、「Nintendo Switch」と組み合わせて手軽におもちゃを自作できる段ボール製の工作キット。ピアノや釣りざお、バイクなどを模した「Toy-Con(トイコン)」を自分で作って楽しめる。
段ボール製のピアノといえば、2年前に開発が始まり、1年前からはプロトタイプが各地でお披露目されていた「KAMI-OTO」を思い出す。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」にて支援募集中なので、紹介しよう。
KAMI-OTOは、段ボール製のキーボードを自分で組み立て、付属の電子基板を取り付けてDIYする音楽用の電子キーボード工作キット。日本のユードーという企業が開発した。紙を折り曲げて作る手順は折り紙を思い出し、楽しみながら作れそうだ。基板は完成品が送られてくるため、電子工作の知識がない人でも30分程度で作れるという。
iPadやiPhoneと接続し、iOS用の各種ピアノやシンセサイザーといった音楽アプリですぐに音楽が楽しめる。MIDI対応しており、DAWによる本格的な音楽制作にも使える。また、音源とスピーカも搭載していて、USBで電源さえ供給すれば単体で演奏することも可能。
簡単な構造でありながら、鍵盤を押す力(ベロシティ)の検出にも対応している。さらに、オクターブシフト、モジュレータ、ダンパーなど演奏時に操作するためのスイッチや、MIDIチャンネル変更用ファンクションキーなども備える。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間3月25日まで。目標金額の200万円に対し、記事執筆時点(日本時間1月25日17時)で10万300円の資金を集めている。キャンペーン期間はあと58日ある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス