歓送迎会が増えるこの時期にニーズが増すのが、飲み会などのスケジュールをオンラインで調整できるサービスだ。参加者に個別にヒアリングしなくとも、URLを送るだけで候補日の中から都合のよい日時を選んでもらえるこれらのサービスは、幹事の手間を削減するのに絶大な効果を発揮する。
こうしたスケジュール調整サービスは多数存在するが、特定のSNSにひもづいたサービスだとそのSNSに登録していない参加者が利用できなかったり、また候補日をカレンダーから選択できないサービスでは日付と曜日をうっかり間違える原因になったりと、落とし穴は意外に多い。利用にあたってユーザー登録が必要なサービスだと、回答がなかなか返ってこない原因にもなりがちだ。
今回は、SNSや各種カレンダーサービスと連携の必要がなく、幹事・参加者のいずれも会員登録不要、かつスマホで回答できるという条件のもと、5つのスケジュール調整サービスを紹介しよう。他サービスと比較した場合の特徴もまとめてあるので、この時期に多い歓迎会および送別会の実施にあたって活用してほしい。
GMOが運営。タイトルや内容を入力し、カレンダーから候補日を選んで時間帯を設定したのち「この予定で調整する」をクリックすると送信フォームが表示されるので、名前、宛先のメールアドレス、コメントを入力して送信する。メールソフトを起動するリンクも用意されているがSMSを使いたい場合には不向き。回答の選択肢は○△×のほか「◎できればここ」があるのが珍しい。コメントも登録できる。時間は30分区切り。
アマネクが運営。タイトルと予定時間、補足などを入力し、カレンダーから候補日を選んで時間帯を設定したのち、「登録」をクリックすると共有URLが表示されるのでコピペして参加者に送信する。時間帯の一括設定機能が便利。回答の選択肢は希望、参加、不参加のほか未定も選択でき、コメントも登録できる。時間は30分区切りで、指定された時間帯の中から30分単位で都合の良し悪しを回答する機能も備える。
リクルートが運営。イベント名やメモを入力し、カレンダーから候補日を選んで時間帯を入力したのち「出欠表を作る」をクリックすると共有URLが表示されるので、コピペして参加者に送信する。候補日はカレンダーをクリックするだけで選択できるが時間は手入力となる。回答の選択肢は○△×の3択でコメントも登録できる。ほかのサービスに比べると全体的に広告が多い印象。
ぐるなびが運営。イベント名と主催者名、詳細を入力したのち、日程をクリックしてカレンダーから候補日と時間を入力。「イベントページを作成する」をクリックすると共有URLが表示されるのでコピペして参加者に送信する。回答の選択肢は○△×の3択でコメントも登録できる。時間は30分区切り。ぐるなびと連携して候補の店の表示もできるが必須ではなく、スケジュール調整のみ単体での利用も可能。
インフォアローが運営。イベント名や候補日程などを入力したのち確認ページを経て「作成する」をクリックすると共有URLが表示されるので、コピペして参加者に送信する。候補日はカレンダーをクリックするだけで選択できるが時間については手入力となる。回答の選択肢は○△×の3択以外に「○×」「◎○△×」も指定可能。回答ページは広告が多く下にスクロールしないとフォームが現れないのがネック。ガラケーからも利用にも対応する。
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