Googleは、携帯通信サービス「Project Fi」の課金方法を変更する。これまでは、使ったデータ量の分だけ支払うというシンプルなモデルが提供されていたが、今後はデータ使用量が多くなっても、料金に上限が設けられるようになる。この新しい「Bill Protection」機能には1つ注意点がある。一定のデータ使用量を超えると、速度制限がかかるということだ。
このプランは、登録ユーザー数によって料金や容量の違いはあるが、基本的には、1カ月の使用量の最初の数Gバイトに対しては、1Gバイトあたり10ドルという通常どおりの料金を支払う。単一ユーザープランの場合は、データ使用量が6Gバイトを超えたとしても月額料金が80ドルを超えることはない(1Gバイトあたり10ドルと、通話およびテキストに対する20ドルの定額料金)。
Bill Protectionと名付けられたこの機能は、他の主要通信事業者によって現在提供されている無制限プランのGoogle版だ。純粋に無制限というわけではない。データ使用量が15Gバイトを超えると速度制限がかかり始めるが、速度制限を解除して15Gバイトを超えた分に対して通常料金を支払うという選択肢も提供される。
速度制限はあまりうれしくないが、データ使用量は多いものの、使用しないときは高額な料金を支払いたくないと考えるユーザーに対しては、良いプランであるように思われる。基本的に、7Gバイトから15Gバイトまでは無料で使用できることになるためだ。料金とデータ使用量の上限は、プランの登録人数によって異なる。詳細については、Project Fiのサイトを確認してほしい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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