オンキヨーは2017年11月にスマートスピーカ「G3 VC-GX30」(G3)の販売を開始した。G3は「Google アシスタント」を搭載する、オーディオメーカーならではサウンドが特徴のスマートスピーカだ。実機を試す機会を得られたのでレビューをお届けする。
2017年秋より、LINEの「Clova WAVE」、Googleの「Google Home」、Amazonの「Amazon Echo」など、国内においてスマートスピーカが続々と販売された。AIアシスタントの開発元が発売したこれらのスピーカに追随し、11月にはオンキヨーがGoogleアシスタント搭載「G3 VC-GX3」(G3)とAmazon Alexa搭載「P3 VC-PX30」(P3)の販売を開始するなど、オーディオメーカーの参入が始まっている。本稿では先行していたスマートスピーカとの比較をふまえつつ、オンキヨーの「G3 VC-GX3」(以下、G3)をチェックしていきたい。
まず目を引くのは、その四角い筐体だ。スマートスピーカは部屋の中央に置いて全方位にサウンドを鳴らせる円筒型なのだが、G3は四角柱型。オンキヨーによると、壁面の前に設置すると低音がさらに強調されるとのことだ。木製の筐体は外観イメージよりも重く1.8kg。筐体の定在波や振動などの干渉をマッピングにより排除し、クリアな音質を実現している。
スピーカユニットは振幅量を増強した新設計のカスタムウーファ(80mm)を採用。強固なフレームで固定することにより、小型のスピーカでも豊かな中低音を楽しめるようにした。バランスドーム型のトゥイータ(20mm)との組み合わせで、低域から高域までバランスの良いサウンドを実現している。
アンプはオンキヨー独自のスイッチングアンプシステム。重低音、中高音専用の独自信号処理技術を採用しているという。
スマートスピーカへの音声指示を受け取るマイクは天面ラバー部に固定されており、ほかの筐体と接触しないフローティング構造になっている。音楽再生中でも問いかけを聞き逃さず応答できるよう設計されている。
Bluetoothスピーカとしての利用もできる。対応コーデックはSBCとAACだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス