スマートスピーカでできることは、アラームやタイマー、スケジュールの確認、調べ物などいろいろあるが、すでに各種スマートスピーカを使っている人に聞くと、ほとんどがニュースやラジオ、ストリーミング音楽の再生だ。家電との連携などはまだこれからの段階というのも理由だろう。
私もClova WAVE、Google Home、Amazon Echo Dotと購入してきたが、どの機種でも主要な用途は音楽の再生だ。しかし、どのスマートスピーカも音質重視とは感じられず不満があった。そこに登場したG3は、高音はクリアに、低音はしっかりと鳴る、まさに音楽好きのためのスマートスピーカだった。そこで現在は、G3のみを稼働させている。
起床したら「ねえ、Google。おはよう」と話しかけると、現在地の天気予報を読み上げ、NHKニュースのダイジェストを流してくれる。仕事を開始するときはBGMとして音楽を再生する。ストリーミングサービスはSpotifyとGoogle Play Musicの併用だ。新たな楽曲との出会いや意外性を求めるならSpotifyの「ステーション」を聴き、自分の好きな音楽を聴くときはGoogle Play Musicのライブラリに入れた手持ちの曲を流す。「ねえ、Google。ライブラリからPerfumeかけて」というだけお気に入りのアーティストの曲をランダムに再生してくれるので、非常に楽しい。
また、スマートスピーカは日本の住宅事情からすると音量が大きめな印象だ。家族と暮らしている人が音楽を鳴らすと、最小にしても音量が大きいと感じてるかもしれない。しかし、G3は小さな音も細かく調整できる点がありがたい。大きな音で再生しているときもウェイクワードを認識するため、大声で命令する必要もない。
少し気になるのは、Bluetooth接続で「iPhone X」に入れた音楽ファイルを聴いているとき、突然止まることがあった。原因ははっきりわからないが、再度音声指示を出せば再生が開始するため、さほど問題はないだろう。
G3は、記者体験会でオンキヨーが言っていた「スマートスピーカは音楽を聴く機会を増やす道具」という言葉を実感する製品だった。同時発売したAmazon Alexa対応の「P3 VC-PX30」はG3と音作りが異なり、アメリカンなサウンドを楽しめるという。私は体験会で聴く機会を得ただけだが、P3も音楽好きの人を満足させる製品なのではないかと感じている。
「G3 VC-GX3」の販売価格はオープンプライス(参考価格:税込26,870円 オンキヨーダイレクト)。カラーはホワイトとブラックが販売されている。
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