サムスン、AI機能を強化した新プロセッサ「Exynos 9810」を量産開始

Cho Mu-hyun (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2018年01月05日 11時05分

 サムスンは、人工知能(AI)機能を強化したアプリケーションプロセッサ「Exynos 9810」の生産を開始したと発表した。

 このオクタコアプロセッサは2.9GHzのコア4つを備える。サムスン独自のCPU設計によってデータパイプラインとキャッシュメモリが改良され、シングルコアの性能は2倍、マルチコアの性能は40%向上したという。

Exynos 9810
Exynos 9810
提供:サムスン

 Exynos 9810は、ニューラルネットワークに基づくディープラーニング(深層学習)機能により、デバイス上に保存された画像をより高速に処理して分類できるようになった。

 サムスンによると、3Dスキャン機能によって顔認識が可能になったほか、顔、虹彩、指紋の情報を管理する独立したセキュリティ処理ユニットを備えるという。

 Exynos 9810は、「インテリジェントな画像処理機能」によってリアルタイムのアウトフォーカス機能を実現するほか、暗い環境や移動中でも高画質画像の撮影や記録が可能だ。

 また、120fps、4K UHD動画、10ビットのHEVC、VP9をサポートし、10億色に対応する。

 このチップはCat.18 6CAをサポートし、ダウンロード速度最大1.2Gbps、アップロード速度200Mbpsを実現する。4x4 MIMO(Multiple Input Multiple Output)マルチアンテナを備え、eLAA(enhanced Licensed-Assisted Access)技術も活用している。

 Exynos 9810は、サムスンの第2世代10ナノメートルプロセスで製造された。

 同じプロセスを採用するQualcommの「Snapdragon 845」に加えて、Exynos 9810も今後登場する見込みの「Galaxy S9」に搭載される可能性が高い。

 サムスンは、2017年に主力スマートフォンの製造プロセスを14ナノメートルから10ナノメートルに移行した。早ければ2018年下半期にも、8ナノメートルに移行する可能性がある。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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