Amazonが、ワイヤレス対応のスマートホームセキュリティカメラを開発するBlinkを買収した。Blinkが、ウェブサイトの短いブログ記事で発表した。買収金額などの条件は明らかにしていない。
クラウドファンディングで100万ドルの資金を調達し、2014年に創業したBlinkは、屋外や屋内で使用される低価格のビデオドアベルやセキュリティカメラを手がけている。
製品はバッテリで動作し、完全にワイヤレスであることから、一般に販売されている同様の製品よりも比較的簡単に設定して管理することができる。さらにBlinkの製品は、「Amazon Echo」などの「Alexa」対応デバイスと連携できる。
Blinkの買収は、スマートホームハードウェア分野に力を入れるAmazonの最近の動きに沿うものだ。Amazonは10月、宅内配送サービス「Amazon Key」を発表しており、その一部として「Amazon Cloud Cam」を米国で提供開始している。Amazonはこのカメラによって、Googleの「Nest」の代わりとなりうる製品をそろえた格好だが、Blinkを買収することで、セキュリティの要素を追加し、さらに競争力を高めることができるかもしれない。
Amazonが今後、Blinkをどのように活用していくのかは明らかではないが、Blinkは顧客らに対し、当面は何も変わらず、Amazon傘下で販売やサポートなどの運営を継続すると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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