未来のクルマが続々登場!まもなく開催のCES 2018をチェック - (page 2)

Wayne Cunningham (CNET News) 翻訳校正: 編集部2017年12月25日 07時30分

 本田技研工業(ホンダ)も再びCES 2018に出展し、同社が継続的に取り組んでいるロボット研究の成果を、新しいロボットの製品ラインを通じて紹介する。これらのロボットはピザを配達したり、得てして冷淡な印象を与える都市景観に、親しみやすさを与えたりする。同社の「3E」コンセプト(「人の可能性を拡大する・人と共に成長する・人と共感する」)のロボット製品ラインには、人の運搬用に設計されたものが2台、屋内または都市環境向けが1台、オフロード用が1台含まれる。乗客となる人は目的地や大まかな行き先を設定するだけでよい。自動運転技術も紹介される予定だ。

 CES 2018の展示スペースは、自動車ショーよりも規模が小さい傾向がある。このため自動車メーカーは、ハイテク機能が魅力の選りすぐりの新車を持ち込み、インフォテインメントシステムや運転支援機能のデモを行う見通しだ。

コンテンツの革新

 CESには毎年、多数の自動車機器メーカーも参加しており、自動車部品メーカーのContinentalやDelphi Technologiesといったこの分野の従来企業から、パナソニックなど、自動車分野で地歩拡大を目指す大手電子機器サプライヤまで、出展企業は多岐にわたる。

 ContinentalはCESで幅広い技術革新を披露するが、同社は特にEVの充電に力を入れているようだ。同社のアイデアの1つは、広まりつつある無線マイクロ充電に関連している。駐車するほぼすべての場所で、EVを少しずつ充電できるようにするというもので、充電スタンドを探して、そこで充電にかかる時間を考慮して計画を立てるという現在のやり方に取って代わるアイデアだ。これは、電気自動車に対する認識と普及率を一変させる可能性がある。


Continentalによる自動運転車の充電技術に注目したい。
提供:Continental

 Delphiは過去数年、自動運転システムを展示しているが、2018年は燃費を向上できる内燃機関システムを紹介する。パートナー企業Tula Technologyと実装したこの技術は、エンジンのシリンダーの点火タイミングを高度なコンピュータアルゴリズムを使って動的に決定する優れもので、CESにふさわしい技術だ。Delphiの48ボルトのマイルドハイブリッドシステムと組み合わせれば、燃費を15%以上改善できるとしている。

 これらはCES 2018で出展が予定されている、数ある自動車イノベーションのほんの一握りにすぎない。新車リリースに興味がある読者は、デトロイトで1月13日より開催される北米国際オートショーにも注目してほしい。しかし、将来の自動車がどのように動くのか知りたいのであれば、1月のCES 2018の関連記事をお楽しみに。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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