SpaceXの最高経営責任者(CEO)でTeslaの創業者であるElon Musk氏が、フロリダ州の格納庫で2018年1月の初打ち上げに備えているSpaceXのロケット「Falcon Heavy」の写真をツイートした。SpaceXが重量級の宇宙飛行事業に乗り出そうとしている。
「Falcon Heavyは、Saturn V型月ロケット『Apollo 11』号が使用したのと同じ米航空宇宙局(NASA)の発射台から打ち上げられる」とMusk氏は述べている。
Falcon Heavy at the Cape pic.twitter.com/hizfDVsU7X
— Elon Musk (@elonmusk) 2017年12月20日
この強力な新型ロケットは、しばらく打ち上げが遅れた後、今は発射の時を待っている。デモの打ち上げで積載されるのはいささか珍しいものだ。最近投稿された別のツイートには、次のように書かれている。「積み荷は、私が所有するミッドナイトチェリー色の『Tesla Roadster』で、デビッド・ボウイの『Space Oddity』を流す」
Payload will be my midnight cherry Tesla Roadster playing Space Oddity. Destination is Mars orbit. Will be in deep space for a billion years or so if it doesn’t blow up on ascent.
— Elon Musk (@elonmusk) 2017年12月2日
近く予定されている打ち上げは、商業的ベンチャー事業を利用して、月や火星を皮切りに太陽系を植民地化するという、Musk氏の壮大なビジョンの最新のステップだ。
1月の打ち上げに関して言えば、Falcon Heavyは、1台のTeslaよりもっと多くのものを地球の重力圏外に運べるよう設計されている。それだけ大きな力を発揮するため、Falcon Heavyは現在運用されている中では最も強力なロケットと言える。
Falcon Heavyの後継ロケットは「BFR」で、数十年以内に火星に人を送りたいとMusk氏は考えているようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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