Googleは米国時間12月13日、同社のパーソナル音声アシスタント「Googleアシスタント」のサポート対象を、タブレットと「Android 5.0 Lollipop」を搭載するスマートフォンにまで拡大することを明らかにした。スマートホーム市場における競争力強化に向けて、さらなる矢を放つ狙いだ。
Googleアシスタントは、競合する「Alexa」「Siri」「Cortana」と同様に、天候からフライト情報や次の予定にいたるまでのあらゆる種類の質問に答えるものだ。また、プラグや照明などのスマート機器に電源を入れたり、買い物リストを管理したりといった家庭内の作業を支援することもできる。
以前はGoogleの「Pixel」スマートフォンだけに搭載されていたアシスタントは、2017年に入って「Android」端末に対してリリースされたが、タブレットはサポート対象外だった。Androidの古いバージョンを搭載するスマートフォンも対象外だった。
Googleは13日、アシスタントは米国で言語が英語に設定された状態で「Android 7.0 Nougat」および「Android 8.0 Oreo」を搭載するタブレットを対象に、今後数週間で提供していくと発表した。
スマートフォンに関しては、Android 8.0 Oreo、Android 7.0 Nougat、「Android 6.0 Marshmallow」を搭載する端末には既にアシスタントが提供されていた。今回、米国、英国、インド、オーストラリア、カナダ、シンガポールで「Android 5.0 Lollipop」を使用するユーザーに対し、英語に設定された状態で提供が開始された。米国、メキシコ、スペインではスペイン語でも提供されている。さらに、イタリア、日本、ドイツ、ブラジル、韓国でも提供される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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