ホテルチェーンのHiltonは米国時間12月7日、モバイルデバイスによって制御可能な客室「Connected Room」を発表し、音声コマンドなどの機能の将来的な追加に向けたビジョンを示した。
「Hilton Honors」アプリを通して、Connected Roomの宿泊客は室内の温度や照明、テレビ、窓の覆いを制御できるようになる。Hiltonによると、これは宿泊客にとって、「客室が宿泊客を知っており、宿泊客も自分の客室を知っている」旅行体験だという。
Connected Roomは現在、米テネシー州メンフィスのHilton Garden Innでベータテスト中だ。Hiltonによると、数週間以内にConnected Roomをより多くのホテルに導入する予定で、「2018年には全米のホテルへの急速な拡大」に着手するという。このベータテストでは、補完する目的で物理的なリモコンも使用しているという。
将来的に、Hiltonはさまざまなコネクテッドデバイスのサポートを追加する計画だ。これには、宿泊客が音声コマンドを使って部屋を制御する機能や自分のコンテンツにアクセスする機能、自分の芸術作品や写真をアップロードして、部屋の中で自動的に表示させる機能などがある。Hiltonは、宿泊客が「Hilton Honors」のアカウントプロフィールで個人的な客室内の好みを設定できるようにする機能の提供も検討している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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