米Yahoo HoldingsとOathが、「Firefox Quantum」の米国におけるデフォルトの検索エンジンから外されたことで米国時間12月1日にMozillaを提訴した。それに対して5日、Mozillaが両社を逆提訴した。
Yahoo Holdingsの訴状(Mozillaが投稿したPDFファイル)の中で、Yahooは、Mozillaが検索エンジンに関する契約を打ち切る旨の書面を11月10日に送ってきたと述べている。YahooはMozillaに契約違反の通知を出し、Yahooを米国のFirefoxのデフォルトの検索エンジンに戻すように要求した。
これに対しMozillaは、契約の打ち切りは契約上の権利を行使したものだと主張した上で、打ち切りの理由の一部に、質の高い検索結果とユーザー体験を提供するためや、「(Mozillaの)ブランドにとって最善の行動」に取り組むためといった要素を挙げた。
Mozillaは逆提訴の訴状(PDFファイル)で、2014年の契約によりMozillaに支払われるはずだった金額について、支払いの履行を求めていくとしている。MozillaはYahooを検索エンジンに選択するリスクをとり、さらにはYahoo検索に大幅な投資が行われることを確約されていたが、これが実現していないと、Mozilla側は主張している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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