米通信大手Verizonは米国時間6月13日、45億ドルでの米Yahooの中核事業買収を完了したことを発表した。Verizonは、売却完了を受けてYahooの最高経営責任者(CEO)のMarissa Mayer氏が退任を選択したことをプレスリリースで認めた。
VerizonがYahooの中核的なインターネット資産の買収計画を発表したのは、1年近く前のことだ。その当時、Verizonは約48億3000万ドルを現金で支払うことに同意した。
しかし、2度の大規模サイバー攻撃で10億件超のアカウント情報が流出したことを受けて、YahooとVerizonは2月、買収金額を3億5000万ドル引き下げることに同意した。
買収されなかったYahoo事業はAltabaという名称に変更され、株式を公開した投資会社として機能することになる。AltabaはAlibaba Group Holdingsと日本のヤフーの株式のほか、「Excalibur」と呼ばれるYahooの非中核特許も保有する。Altabaの新CEOには、Yahoo取締役のThomas McInerney氏が就任する。
Verizonで、YahooはAOL(Verizonが2015年に44億ドルで買収)と統合され、Oathという名称に変更された。OathのCEOには、AOLの元CEOのTim Armstrong氏が就任した。OathはVerizonのMedia and Telematics部門の一部となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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