自動運転車に乗る未来の人々は、どんな時間を車内で過ごすのだろうか。映画「ジャスティス・リーグ」を見たりするのだろうか。Intelの最高経営責任者(CEO)のBrian Krzanich氏は米国時間11月29日、「Los Angeles Auto Show」での基調講演で Warner Bros. Entertainmentとの提携を発表し、冒頭の質問を提起した。両社は、Warnerの映画やゲーム、テレビ番組を、Intelが開発中の自動運転車コンピューティングプラットフォームに統合する方法を模索する。
メディア分野の巨大企業と自動運転車の開発企業がこのような提携を結ぶのは今回が初めてだが、自動車メーカーに特定のプラットフォームとの提携を促す手段として、こうした契約は今後増えるかもしれない。
Intelはシンプルな動画だけでなく、Warnerの作品をベースとした拡張現実アプリケーションを開発し、自動車の動きとフィクションの世界を組み合わせることで、自動運転車での体験を一変させることも示唆した。「バットマン」のゴッサムシティを体験するような通勤ができる日がいつかやってくるかもしれない。
Intelの傾向として、同社は画像認識や運転の判断といった開発に伴う初期問題の枠を超えて、人々が自動運転車をどのように扱うかも見据えている。同社は2017年に入ってフォーカスグループ調査を実施し、一般の人々がロボタクシーへの乗車にどのような反応を示すのかを調べた。
Intelは自社の自動運転車技術の開発において、5Gデータ接続を強調している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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