「Android」の生みの親として知られるAndy Rubin氏が、スマートフォンを開発する新興企業Essentialの最高経営責任者(CEO)としての職を一時休職するという。The Informationが報じている。
The Informationは匿名情報筋らの話として、Rubin氏が3年前にGoogleを退職したのは、Googleの社内調査で部下と不適切な関係があったことが発覚したためだったと報じた。情報筋らは、そもそも調査が実施された理由については説明していない。
Rubin氏の広報を担当するMike Sitrick氏はThe Informationに対し、Rubin氏のGoogle在職中の関係はすべて合意に基づくものだったと述べた。
米CNETはGoogleからコメントを得ることはできなかった。Essentialは、Rubin氏が休職することを認めたが、それ以上のコメントを避けた。
この報道の背景には、IT業界に限らず、エンターテインメント、政治、メディアなどの業界でも、男性の不適切な行動が多くの論争を巻き起こしている状況がある。そうした不祥事を理由にベンチャーキャピタルファンドの複数の幹部が辞任したケースもあり、これらの業界における女性への対応をめぐって幅広い疑問が提起されている。
しかしRubin氏の場合は、Googleのポリシーに違反する上司と部下の間の関係が問題だったようだ。
Essentialは、消費者向けスマートフォン市場で足場を築こうと奮闘している中でCEOが休職することとなった。多大な注目を集めてこの市場に参入した同社は、Androidの生みの親としてのRubin氏の名声を最大限に活用するつもりだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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