雨が降っているときに状況を見るのに役立つのが「アメミル」だ。リアルタイムな降雨情報を、ARとAI(人工知能)で表現する。
強い雨雲の接近をAIが伝え、カメラを通してリアルな映像として確認できる。2万以上の降雨パターンと、気象予報士による解説を機械学習させて、AIモデルを構築しているという。
降雨情報は、気象庁レーダを合成したデータで、250mメッシュの解像度があり、5分毎に更新される。中でも注目は日本全国の降雨状況を見られる「サテライトアイ」機能だ。iPhoneを動かすことによって、飛行機の上から雲の様子を見ているようなリアルな映像を体験できる。
このアプリを開発したのは、気象防災事業などを行っている島津ビジネスシステムズで、発案者をはじめ開発者には気象予報士が多いという。開発者の一人で気象予報士の有本淳吾氏は「自分たちが作りたいものをつくった」とコメントした。
なお、無料で使えるが、月額120円の会員に登録すると、1時間先の雨量予測とGPS追従モードが利用できる。
アメミル主に小学校2年生ぐらいまでの低学年を対象にした算数学習アプリだ。机や床など平たいところにカメラを向けると、その現実空間に算数忍者の世界が現れる。
カメラを動かして、歩き回りながら出題された問題の回答をもっている「村人」を探し、タッチする。10問正解するとステージクリアとなり、カードがもらえる。全40枚のカードを集めることで、ゲーム感覚で楽しめるようになっている。
このアプリを手がけるファンタムスティックは、教育アプリを数多く手がけている会社だ。他にも国語学習アプリや英語学習アプリなど数多くのアプリがあり、今後は算数忍者以外のAR版も開発していくとのことだ。
算数忍者ARStandlandは、座りすぎを解消するための健康アプリだ。アプリ内に住むキャラクターが、どのくらい立っているかを教えてくれたり、勇気づけたりしてくれる。
ユーザーが立てば、彼らも立ち、もし立たなければ寝てしまうといった具合だ。キャラクターは全部で14種類。立ちあがり、ゴールを達成することで、新しい仲間を獲得できる。
1時間に1分以上歩くと、「1スタンド」とカウントされる。1日で24スタンドが最大スタンド数となる。スタンドゴールを達成することで、新キャラ(フレンド)がもらえるしくみだ。
6つある「世界」は、3Dであらゆる角度から眺められる。AR機能により、Standlandのキャラや草花などのアイテムをユーザーの机やテーブルの上に配置できる。現実世界にStandlandの箱庭を作って、写真や動画を撮ってシェアして楽しめるようになっている。
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