Google傘下のYouTubeは、ビデオ配信サービス「YouTube」において、コンサートチケットの販売機能を提供開始した。現時点では、米国で開催される一部イベントのチケットのみを取り扱う。
この機能追加により、ユーザーがミュージシャンの公式ミュージックビデオをYouTubeで視聴すると、予定されているライブの日程がビデオの下に表示されるようになった。興味のあるライブをクリックすると、チケット販売業者であるTicketmasterのウェブサイトへ移行し、そちらでチケットを購入できる、という仕組みだ。
Googleによると、ファンはアーティストの公式音楽ビデオを楽しむだけでなく、ライブパフォーマンスを見るために財布のひもを緩めるという。また、アーティストにとっては、収益源に占めるライブ収入の割合が高まっている。そこで、YouTube経由でファンにリーチしてもらい、開催予定コンサートの最新情報を提供してチケット販売を支援したい、としている。
現在、情報を提供しているライブはTicketmasterが手がけているものの一部。今後、Ticketmasterが北米で販売する全コンサートのチケットを取り扱うようにする。さらに、Ticketmaster以外の業者とも契約するとともに、サービス提供地域を世界各地へ拡大する計画。
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