「Googleアシスタント」、アプリ開発者向けに多数の新機能

Stephanie Condon (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2017年11月16日 11時46分

 Googleは米国時間11月15日、「Googleアシスタント」向けにサービスを構築している開発者に対して、一連のアップデートと新機能を発表した。

 開発者はGoogleアシスタントを使って、より多くの言語でユーザーにリーチし、より多くの方法でユーザーとやり取りできるようになった。ユーザーと関わりやすくするとともに、ユーザーがGoogleアシスタントで利用可能なアプリを見つけられるように支援する新機能もある。

 具体的には、Googleアシスタントの開発者プラットフォーム「Actions on Google」で、開発者はスペイン語、イタリア語、ブラジルポルトガル語、インド英語に対応するアプリを構築できるようになった。英国では、開発者はアプリに取引機能を追加することもできる。

 新しい「インタラクティブな」機能には、スピーカからスマートフォンに転送するAPIが含まれる。これにより開発者は、Googleアシスタントで始まってスマートフォンに移行する体験を作り出すことができる。発表の中で紹介されている例では、ユーザーが「Google Home」デバイス経由で、アシスタントを使ってレストランのPaneraに店頭での受け取りを注文した後、スマートフォンでその取引を完了している。

Googleアシスタント
提供:Google

 ほかの新機能には、ユーザーの設定を保存することで、より「パーソナライズされた」体験を実現する機能や、アシスタントとの会話中にBGMや環境音を流す機能が含まれる。

 ユーザーがアプリを見つけるのを支援するため、Googleはモバイルアシスタント体験の中のアプリディレクトリを改善しており、その一環として、新しいサブカテゴリを追加した。さらに、ユーザーが必ずしもアプリの名称を含まない、状況に基づく命令でアシスタントのアプリに接続できるようにする「Implicit discovery」も追加された。

 ユーザーの関心を保持するため、Googleはユーザーのスマートフォンにアラートを送信するプッシュ通知APIなどの機能も追加している。今後、こうした機能は「Google Home」などの音声作動式スピーカにも搭載される予定だ。

 音声作動式アシスタントの市場では今もAmazonの「Alexa」が支配的だが、企業は2018年に会話プラットフォームに投資する準備を進めている。その一方で、Googleアシスタントに対応する宅配サービス「Google Express」で同社と提携する小売企業も増えている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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