前面いっぱいに画面が広がる「iPhone X」は2017年、Appleの新型「iPhone」の中でも独特のデザインだった。2018年にはこれが標準となる可能性がある。
Apple関連の情報で定評のあるKGIのアナリスト、Ming-Chi Kuo氏は調査メモの中で、Appleが2018年に、iPhone Xのような薄いベゼルのデザインのiPhoneを3機種リリースする可能性があると予測している。同氏の調査メモを、MacRumorsが入手した。
このメモによると、iPhoneは次の3つの異なるサイズで発売される可能性があるという。
有機ELディスプレイを搭載する2機種は、ハイエンドスマートフォンを求めるユーザー向けと予測される一方で、液晶ディスプレイを搭載する6.1インチのiPhoneは、最も手頃な価格の選択肢となる可能性がある。液晶ディスプレイを搭載するiPhoneは、「iPhone 8」とほぼ同じ価格帯の649〜749ドルからの価格で提供されるとKuo氏は予測している。
3機種すべてが、iPhone Xと同じく「TrueDepth」カメラシステムや、前面いっぱいに広がる画面(ノッチあり)を備えるという。
iPhone Xは、象徴的なホームボタンをなくして端末をロック解除するための新技術「Face ID」を導入するという、Apple史に残る製品となった。iPhone Xは、群を抜いて最も高価なiPhoneでもある。一方、iPhone 8と「iPhone 8 Plus」にはなじみ深いホームボタンとデザインが継承されており、iPhone Xは、購入者を新しい方向に導くためのAppleによる試行製品なのではないかと憶測するApple観測筋もいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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