コメ兵は11月7日、宝石、時計、ブランドバッグ、衣料品などのブランド品に特化したフリマアプリ「KANTE(カンテ)」の提供を開始した。プロの鑑定士が真贋を判定することが特徴だ。
KANTEに搭載された真贋判定機能「KOMEHYOカンテイ」により、偽物購入のリスクを事前に防ぐことができ、安心してブランド品を購入できるという。同機能は、購入者の意向により同社がユーザーを仲介して真贋の判定するというもので、既存のフリマアプリで強化されているアフターサービスではなく、購入前の不安を取り除く鑑定技術=「ビフォアサービス」だと説明する。
同社は、年間140万点以上の買取実績をすべてデータベース化。そのデータを店頭で閲覧できるようにし、偽物の流入を防いでいる。また、同社の鑑定士は、社内の高度な鑑定士試験に合格した者のみが担当。さらに店舗にて経験を積んだ熟練の鑑定士が、自身の経験値やデータベースのほか、外部での研修、日本流通自主管理協会(AACD)との連携など、社内外で最新の偽物情報を収集することで、鑑定の技術を磨いているという。
出品後、一定期間買い手がつかなかった場合は、同社の鑑定士が査定した宅配買取参考価格が提示され、買取サービスを利用して売り切ることもできる。買取を希望する場合は、宅配便などで同社へと商品を発送するだけでいいという。
同社では、フリマアプリの登場で手軽に古着や生活用品を買う楽しみが広がった一方で、高級時計、宝石、バッグなどのブランドリユースは、個人間取引ゆえにコピー品(知的財産権侵害品など)の流通が常態化・問題化し、不安を感じるユーザーも多いと指摘。KANTEによって、安心・信頼できるブランド品の個人間取引を実現するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)