メルカリのグループ会社であるソウゾウは8月21日、ブランド品に特化したフリマアプリ「メルカリ メゾンズ」を提供開始した。35歳以上の女性をターゲットとし、3年以内に年間流通額1200億円を目指す。
メゾンズには査定機能が内蔵されている。メルカリ上の販売実績や中古市場などのデータを利用し、撮影した商品の写真のアップロードに加え、状態を入力することで自動査定が実現する。これにより、売りたくても値付けがわからなかった高額商品の出品が容易になる。
メルカリでは、通常出品時に4枚の写真を登録することができるが、メゾンズではさらに多くの写真を掲載可能。また、「どこを撮影していいかわからない」という声をもとに、商品のガイド機能を搭載。カメラに重ねて表示されるフレームガイドに従って、正面、横、裏、中身、ブランドタグ、シリアルナンバーなど撮影する。
撮影した写真をもとにした機械学習を用いた商品の特定機能を実装。ブランド名、柄、バッグの形状を特定できる。ブランド名は90%以上と高い認識精度を誇り、ブランドはわかっても商品名まで特定できないというケースにも対応する。ローンチ初期はシャネル、ルイ・ヴィトンに対応。9月には、エルメス、コーチ、グッチなどを追加予定だ。
出品した商品は、メゾンズ以外にメルカリにも同時出品される。配送サービスは、「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」などの配送サービスも利用できる。また、出品せずに査定だけしてマイページに保存することで、相場が変化し高値で売れやすいタイミングの時に出品を促すレコメンド機能を実装。季節物などもニーズが高いタイミングで効率よく出品できる。
また、偽ブランド品補償を提供。届いた商品が偽ブランド品の可能性がある場合は、メルカリ基準に基づいて調査を実施し、補償条件に合致した場合には商品代金を返金する。メルカリでは、偽ブランド撲滅のため、700以上のブランド権利者と協力し、偽ブランド品の情報を収集。警察とも連携し、パトロールを強化しているという。
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