韓国テクノロジ大手のサムスン電子は、事実上のトップである李在鎔(イ・ジェヨン)氏が贈賄スキャンダルに見舞われるなか、経営陣を刷新した。
予想外の動きとして、サムスンは現地時間10月31日、プレジデントの金奇南(キム・ギナム)氏、キム・ヒョンソク氏、高東真(コ・ドンジン)氏の3氏を共同最高経営責任者(CEO)職に昇格させたことを明らかにした。サムスンは現在、3人の共同CEOによる経営体制を敷いており、3氏はこれまで共同CEOを務めていた副会長の権五鉉(クォン・オヒョン)氏とプレジデントの尹富根(ユン・ブグン)氏および申宗均(シン・ジョンギュン)氏の後を引き継ぐ。3氏はそれぞれ、同社のデバイスソリューション、消費者家電、ITおよびモバイル部門の責任者を務める。
この動きは、サムスンが力強い回復を見せるなかでの出来事だ。同社は近年、膨大な費用がかかり面目を潰されることにもなった「Galaxy Note7」のリコールや、世界のスマートフォン市場の飽和状態に見舞われてきた。しかし、サムスンは経営陣刷新を発表する数時間前、メモリチップなどの部品に対する好調な需要の恩恵を受けて、営業利益が過去最高になったと報告した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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