iPhone Xの有機ELディスプレイは2436×1125ピクセルで、ディスプレイそのものは大きく縦に伸びた。5.8インチという大画面でありながら、ドットピッチは458ppiで、これまでで最も細かい。コントラスト比は100万:1。
大画面、高精細、高コントラスト──有機ELディスプレイの方式としてのメリットを最大限に生かすようなカタログ上の数字が並ぶが、実際にディスプレイを目にしてみると、その派手さは感じられないかもしれない。
これまでのiPhoneのような自然な色合いと、白をベースとしたユーザーインターフェースだ。確かに細かく見ると、黒はブラックホールのように黒く、色の鮮やかさも迫力もある。しかしあくまで、より正確な画像の再現を忠実に行うことを目指した表示装置だと感じる。
Super Retinaディスプレイは前述のような高コントラストと深い黒の再現に加え、iPhone 8と共通の高色域(P3)サポートや、環境光に合わせてホワイトバランスを調整するTrueToneディスプレイ、夜にブルーライトを抑えるNightShiftに対応する。ちなみに、TureToneディスプレイのための環境光センサは4つから6つに増加しているという。
視野角によって若干青みを増すが、視認性は損なわれず、今までのRetina HDディスプレイと大きな感覚の違いはない。それ以上に、モノクロ写真の深み、カラー写真の鮮やかさが際立ち、iPhone 7で撮影した同じ写真やビデオが、上手く見えてしまうほどだ。
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