Appleは米国時間10月24日、ワイヤレス充電システムを開発するPowerbyProxiを最近買収したことを明らかにした。ニュージーランドのウェブサイトであるStuffによる報道を認めるものだ。金銭的条件は明らかにしていない。
Stuffによると、Appleのハードウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント、Dan Riccio氏はこの買収について、「Appleがワイヤレスな未来を築くにあたって重要な獲得だ」とコメントした。「真に手間いらずの充電を、世界中のより多くの場所でより多くの顧客にもたらしたい」(同氏)
この買収に先立ち、Appleは9月、新しい「iPhone X」「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」発表とともにワイヤレス充電分野に参入した。これらのiPhoneはサムスンの「Galaxy」デバイスと同じワイヤレス充電規格「Qi」を採用している。
ニュージーランドに本社を置くPowerbyProxiは2007年に設立。スマートフォンなどのデバイスと電源をケーブルで接続することなく充電するための技術を開発している。同社による製品の1つに、モジュール式のワイヤレス充電システム「Proxi-Module」がある。
同社は引き続きニュージーランドのオークランドで操業を続けると、Appleは述べている。
PowerbyProxiは直ちにコメントしなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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