Intelが新しいソフトウェア開発キット(SDK)「Intel Speech Enabling Developer Kit」を発表した。このSDKは、Amazonの「Alexa」の音声制御機能をより多くのサードパーティー製スマートホームデバイスにもたらすことを目的としている。
Intelによると、このSDKは遠距離音声制御のための完全なフロントエンドソリューションを提供するという。
このSDKには、干渉エンジンを搭載するIntelのデュアル・デジタル・シグナル・プロセッサと、円形に配置された8個のマイクが含まれる。このシステムは、音響エコーキャンセレーション、ノイズリダクション、ビームフォーミング、「Alexa」向けにチューニングされたカスタム起動ワードのアルゴリズムも利用する。
Intelのスマートホームグループでゼネラルマネージャーを務めるMiles Kingston氏は声明で次のように述べた。「高い精度で高速の音声認識を行い、最高の顧客体験を提供するために、さまざまな工学技術が駆使されている。Intel Speech Enabling Developer Kitのベースにあるのは、音響的に極めて厳しい環境でも高品質な遠距離音声機能を提供する新しいアーキテクチャだ」
IntelにとってこのSDKは、同社が現在注力するスマートホーム市場への取り組みであるほか、Amazonとの継続的なパートナーシップの一環でもある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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