Twitterへの抗議の声が大きな注目を集めている状況を受け、最高経営責任者(CEO)のJack Dorsey氏は、コンテンツを監視し、悪意のあるツイートや嫌がらせを目的としたツイートを取り締まるための取り組みを強化すると述べた。
Dorsey氏は米国時間10月13日夜、Twitterが同日下したポリシーに関する「重要な」決断について、一連のツイートを発信した。
Twitterは、「望まれていない性的誘いかけ、同意のないヌード、ヘイトシンボル、暴力的なグループ、そして暴力を美化するやツイート」に関する同社の規則に関して、「より積極的な姿勢」を示していくとDorsey氏はツイートした。同氏は、今回の変更を今後数週間のうちに開始し、Twitterは今週にこれについてさらに詳しく説明するつもりだと述べた。
Dorsey氏のツイートは、同日の「#WomenBoycottTwitter」抗議運動を受けたものだ。これはTwitterにコンテンツの審査を改善するよう促すために、ツイートを1日自粛しようと訴えるものだった。
このボイコット運動は、女性へのセクハラ行為などの疑いで映画プロデューサーのHarvey Weinstein氏を非難した女優の1人であるRose McGowan氏に対する結束の意思を示すものでもあった。McGowan氏がWeinstein氏に関するツイートを投稿した後、TwitterはMcGowan氏のアカウントを一時的に凍結した。同社はのちに、そのツイートの1つに個人の電話番号が含まれており、それがTwitterの利用規約に違反していたと述べ、McGowan氏のツイートを検閲するつもりではなかったとした。
TwitterはMcGowan氏のアカウントを復旧させ、「Twitterは、当社プラットフォームでの声、特に権力に対して真実を語る声に力を与え、それを支えることを誇りに思っている」とツイートした。「Twitterを利用して自らの意見を共有する勇気ある女性および男性を支持し、その人々の声を守るために当社のプロセスを改善する取り組みに日々尽力していく」(Twitter)
Dorsey氏はツイートで、「Twitterでユーザーが沈黙させられるのを日々目撃している。この2年間、そのようなことを防ごうと取り組んできた」とし、「今日、われわれの取り組みが『まだ』不十分」などと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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